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2008年4月11日 (金)

アポロンの島の思い出

Stb_0043sStc_0044s4/8に作家の小川国夫さんが亡くなったそうです。「アポロンの島」の作者といったほうがピンとくるかもしれません。実は私の高校の先輩(当時は旧制中学)にあたる方で、高校のとき講演にいらっしゃったこともありました。数年前に地元の新聞の日曜版にギリシャの旅ものがあり、ここで小川国夫さんの「アポロンの島」の話も出ていました。こんなことがきっかけで、入社10年のリフレッシュ休暇はエーゲ海の島にいったのでした。
「アポロンの島」は短編集で、この中の1つに「アポロンの島」という作品があります。これは小川国夫さんが若い頃欧州を単車で放浪したときのことをベースに書かれたそうです。アポロンの島とは、ミコノス島のとなりのデロス島のことでギリシャ神話のアポロン神がこのデロス島で誕生したことからアポロンの島と呼んでいるのだと思います。「アポロンの島」では、ミコノス島の高台から見渡した描写があります。たしか右の写真の港から左の写真の風車(電信柱の上のほうに小さく見える)について書かれていたと思います。
旅行前に「アポロンの島」を読もうと思って近所の書店で注文したところ、店員のおばさんが思わずなつかしがっていました。何十年も前の作品ですから、きっとこの方もずいぶん昔に読んだのでしょう。とても親切な店員さんでしたが、この書店は今年の1月で閉店となってしまったそうです。
結局、本は旅行前日に届いたこともあり、旅行前に読むことができませんでした。事前に読んでいればデロス島や作品につづられた小川さんの軌跡をたどってみたのになあと思います。ミコノス島あたりに行かれる方は旅行前に一度読んでみたらいかがでしょうか。私もこれを機会にもう1度「アポロンの島」の世界にいってみようと思います。
小川国夫さんのご冥福を祈ります。

アポロンの島 アポロンの島

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